袋帯における様々な変わり結びについて紹介します

袋帯とは、二枚の布を袋状に縫い合わせて仕立てられている帯のことを指します。素材やデザインなどの種類も豊富で、種類や結び方を工夫することで、結婚式や成人式等のフォーマルな場から、お茶会や友人との集まり等のカジュアルな場まで用途にあわせて幅広く使用できるのが魅力です。帯の結び方といえばお太鼓、お祝いの席でよく用いられる二重太鼓等の結び方がよく知られています。基本的な帯の結び方も落ち着いた雰囲気があり、とてもよいものです。ですが、そればかりではなんだか物足りないと感じることもあります。自分の個性を出したい、若い女性が着付けをする時などには華やかな変わり結びにも挑戦してみるとよいでしょう。着物の着こなしの幅がぐっと広くなり、おしゃれが楽しくなります。

振袖にぴったりな可愛らしい変わり結び

成人式では若い女性が美しい振袖を身に着けている姿が多く見られます。未婚女性の第一礼装でもある振袖は非常に華やかで色彩豊かであることが特徴です。その華やかさにあわせて袋帯の結び方も工夫してみるとよいでしょう。若い女性の魅力である華やかさや可愛らしさをより一層引き立ててくれます。これは、冷える冬に全身の羽根毛に空気を入れてふくらみ寒さをしのぐ雀の姿に帯の結び方が似ていることからきています。ふっくらと、まるで雀が羽を広げているような見た目をしており、福と繁栄を願う意味があるため、昔から祝いの席や子供の着付けの時の結び方として喜ばれました。後ろから見ると可愛らしい見た目の結び方になりますから、成人式やお見合いの席での振袖の結び方として用いても素敵です。

しゃれた雰囲気を醸し出す文庫結びや立て矢結び

着物を着る女性の間で昔から親しまれてきた変わり結びも素敵です。例えばしゃれた雰囲気を醸し出す文庫結びや立て矢結びなどはマスターしておくと使いやすいです。立て矢結びは昔からされてきた基本的な結び方の一つです。帯の左右から大決めに羽根を出して広げ、斜めに結んでいきます。現代では基本的な立て矢結びにさらにアレンジを加えて楽しむこともあります。結んだときにすっきりとして見えるのが特徴で、振袖に合わせてもいいですし、花嫁のお色直しの際に用いても素敵です。次に文庫結びです。文庫結びは見た目が清楚な結び方で、昔から武家の女性の帯の結び方として親しまれてきました。少し落ち着いた雰囲気を出したいとき、中振袖や小振袖など少し控えめな柄の着物を着る際に用いるとバランスがよいでしょう。